日本たばこ産業 JT
連続増配長期値下がり株としてJTを考えます。
直近の利回りはで7.73%で文句なしの高配当。コロナ禍により増配はストップですが減配は免れています。
株価も見事に右肩下がりです。今後の成長余地の乏しいと見られて売られてしまっています。
増配と株価下落により、利回りは右肩上がりです。
問題は、今後、配当を維持・増配できるか、株価が現状維持ねがわくば下落してくれるかです。
配当のもととなるフリーキャッシュフローは、ここ数年は投資がかさみマイナスの年もあります。
2016~18年にかけて、ナチュラル・アメリカン・スピリットの米国外事業の買収や東南アジア、ロシア、バングラデシュなど新興国のたばこ企業の買収を行いました。
買収のなかった2019年は4000億のフリーキャッシュフローを生み出しています。
2020年はコロナ禍によって減少するものの、3500億円をみこんでいるようです。
稼ぐ力はしっかりとしています。
今年10月からたばこ価格の値上げが決まっており、またコロナの収束も業績の追い風になりそうです。
業績回復による増配が期待できますが、それにつられて株価の上昇が懸念されます。
とはいえコロナ前の水準に戻るところですので、急上昇することはないのではないかと思います。
しばらくは現状の高い利回りが期待できるのではないでしょうか。