書評 投資初心者の大学生が伝説のファンドマネジャーに聞く 世界が大不況でも資産を増やせるって本当ですか?林 則行 (著), 佐藤 隆太郎 (著)

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【要点】

・今後数年以内に、失業率20%、インフレ散る20%、株価7割減という史上最大の経済危機が訪れる。国債の返済ができずに破綻する国家が続出し、銀行や保険会社なども連鎖的に破綻する。

・通貨の価値が減る一方、金(ゴールド)の価値が増す。1オンス7000ドルが目標(現在は1オンス1,900ドル弱)。

 

【感想】

要は未曾有の経済危機に備えて金を買おうということ。林氏の「株の公式」は以前読んで参考にしていたが、現在は金投資に特化しているようだ。この本を読んで同氏のファンクラブの存在を知ったが、こちらのコンテンツも興味深い。

https://hayashinoriyukifun.wixsite.com/website

 

 

資産所得倍増プランでさらなる円安に?

岸田政権が資産所得倍増プランを年末までに策定するという。

 

貯蓄から投資への流れをつくる「資産所得倍増プラン」を年末に策定する。少額投資非課税制度(NISA)や個人型確定拠出年金iDeCo、イデコ)の見直しを進める。個人の金融資産2000兆円のうち、半分以上が預金や現金で保有されており、家計に眠る資産が投資に向かうようにする。

www.nikkei.com

 

 

NISAやIDECOの見直しを進めるというが、日本の個人マネーは海外株に殺到している状況。いま以上の海外株への流出は円安を加速させるのでは。

 

日本の個人マネーが海外株に殺到している。国内の投資信託を経由した海外株への投資額は2021年に8兆3000億円に膨らんだ。日本株への投資額(280億円)の300倍近くにのぼる。資本効率などで優れる海外企業を選好しているためだ。

www.nikkei.com

 

www.nikkei.com

 

2022年1~3月国内死亡数増加が気になる

日本国内で死亡する人の数が前年同期比で急増しているという。

グラフを見るとパンデミック前の2019年と比較しても大幅に増回している。

 

www.nikkei.com

 

死因別の人数は今後の発表らしく現時点で不明とのこと。

長引くコロナ禍で免疫力の低下を指摘する声もある。

サル痘の流行も人類の免疫力低下が背景にあるかもしれない。

 

www.fnn.jp

 

ブルックフィールド ブルースフラットのインタビュー

ブルックフィールドのブルースフラットのインタビュー。非常に参考になるアドバイス

 

Brookfield Billionaire Flatt Reveals Secret Behind 3,700% Return

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-04-05/brookfield-billionaire-flatt-reveals-secret-behind-3-700-return

 

・今までで最高の投資アドバイスとは?
複利です。複利のリターンは、ビジネス、金融、そして人間の存在における信じられないような奇跡です。あなたが学ぶことはすべて、毎日、加算されていくのです。そして、もしあなたが辞めずにそれを続けるなら、それは信じられないような奇跡です。

 

・一般投資家が犯す最大のミスは何だと思いますか?
売るタイミングを間違えること。とにかく続けること。市場に資金をとどめておくこと。売らないこと。

 

・"10万ドルの投資資金がある "という一般投資家に、どう伝えますか?
市場に参加したいのであれば、ブルックフィールドの株を買ってください。リスクを抑えて合理的なリターンを求めるのであれば、ウェルス・チャンネルで提供している商品のいずれかに投資してください。あるいは、NTR(非上場REIT)もあります。そこに投資すれば、時間をかけて妥当なリターンを得ることができます。素晴らしい不動産を所有しているのです。 

 

FRB利上げ前倒し

 

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FRBが利上げ前倒しで米国株ダダ下がりです。

為替も円安ドル高方向に。

 

www.nikkei.com

 

日銀が最も恐れるのが円高だ。大規模な緩和を続けつつも、2%のインフレ目標を実現する具体的な方策はなく、物価の上昇をとにかく待つ姿勢。円高が進めば、日銀への風圧が一気に増し、対応を迫られる。」

 

 

【T】AT&Tのワーナーメディア分離とディスカバリーとの統合

AT&Tが、3年前に買収したワーナーメディアを分離し、メディア大手のディスカバリーと統合して新会社を設立すると発表しました。

配当削減の懸念により、株価は下落しています。


発表によると今回の取引は下記の構図になるようです。
f:id:teeechan:20210520024508p:plain
https://investors.att.com/~/media/Files/A/ATT-IR/events-and-presentations/att-investor-meeting-presentation-17052021.pdf


問題の配当は、以下のとおり方針が変更されました。
f:id:teeechan:20210520024944p:plain
https://investors.att.com/~/media/Files/A/ATT-IR/events-and-presentations/att-investor-meeting-presentation-17052021.pdf


配当がどの程度減るかは定かではありませんが、半減するという記事も出ています。
www.barrons.com

動向が気になるところです。

三井住友フィナンシャルグループ 2020決算

三井住友FGの2020年度決算です。業務純益は前年比減なるも、2021年度は10円の増配を発表しました。頼もしいですね。

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https://www.smfg.co.jp/investor/financial/latest_statement/2021_3/2021_fy_03.pdf

 

一方で気になるニュースが。

 

ROAが、邦銀は米銀に比べて劣っているという内容。

 

さらに、、

日本株は日銀買いによってかさ上げされていると見られています。

 

オリンピックの開催か中止かによって株価は変動がありそうです。